Vulkanでデバッグマーカーを打つ方法

前回,VulkanのプログラムでNsightでキャプチャする話を書きましたが,Vulkanでプロファイラを使用する際のデバッグマーカーの打ち方について書き忘れていたのでこちらの記事で取り上げます.
Vulkanのサンプル書いてる人がRenderDocへの対応の話で記事を書いていました.
OFFLINE DEBUGGING IN VULKAN WITH VK_EXT_DEBUG_MARKER AND RENDERDOC
http://www.saschawillems.de/?page_id=2017
Vulkanではツールなど向けにVK_EXT_debug_markerという拡張を用意しています.これを使うとツール上でとれるイベントマーカーやオブジェクト(BufferやImage)への名前付けやタグ付けができるようですね.
上の記事の著者によるサンプルもGitHubにありました.
debugmarker
https://github.com/SaschaWillems/Vulkan/tree/master/debugmarker
これをNsightでキャプチャしてみます.
debugmarker001
Scrubber見ているとPerfMarksがついてるのがわかります.
debugmarker002
Reouscesでは一部のImageについては名前がついているのがわかります.
debugmarker003
ちゃんとマーカーが使えたので,Vulkanでは,VK_EXT_debug_markerでよさそうですね.