MicrosoftがWindows 7でのDirect3D12対応についてアナウンス

MicrosoftがWindows 7でのDirect3D12対応についてDirectX Developer Blogでアナウンスしています.

Porting DirectX 12 games to Windows 7
https://devblogs.microsoft.com/directx/porting-directx-12-games-to-windows-7/

もともとは 2019年3月にWorld of WarcraftのDirect3D12版クライアントの登場からWindows 7のユーザーにもDirect3D12版クライアントが使えるようなりクエストがあり対応を行ったようです.

World of Warcraft uses DirectX 12 running on Windows 7
https://devblogs.microsoft.com/directx/world-of-warcraft-uses-directx-12-running-on-windows-7/

今回,この対応が拡大されるようでほかの開発者もこの機能が使えるようになったようです. 詳細なドキュメントは下記になります.Direct3D12のゲームがそのまま動くわけでなく,Windows 7で動かすためのコードの追加作業は必要になります.ドキュメントでは,Windows 10とWindows 7での機能の分岐の仕方なども解説されています.

https://microsoft.github.io/DirectX-Specs/d3d/D3D12onWin7.html

Direct3D12の機能のすべてが使えるわけではないことと,Windows 7にはDirect3D12のランタイムがOSに付属していないのでDLLを開発者が再頒布する必要があるなどが書かれています.

DXGIは更新されないと書かれているので,DXGIの新しい機能(HDR対応ディスプレイ向け対応など)などは使えないようです.