(記事追記)物理ベースのビューワーのついたオープンソースのCubemapフィルタリングツールcmftStudio が公開に

※私の環境だとOpenGLでの描画でレンダリング結果に問題が出ているようであったので, Direct3D11モードで起動し直してスクリーンショットを撮り直しました(2/27 23:21).
オープンソースのCube mapフィルタリングツールのcmftStudioが公開になっています.
cmftStudio
https://github.com/dariomanesku/cmftStudio
cmftStudioはオープンソースで公開されているコマンドラインのCube mapフィルタリングツールのcmftのGUIが付いたビューワー機能のあるツールです.cmftはOpenCLを使ってGPGPUでフィルタリングを高速に行うツールではありますが,GUIがありませんでした.cmftStudioはcmftをバックエンドにPBRのビューワーを付けたツールになっています.商業製品だとMarmoset Toolbag 2とかが近いかもしれません.
cmft
https://github.com/dariomanesku/cmft
cmftStudioのgithubのサイトでは,BSD 2ライセンスで公開されています.ソースの他にWindowsの64bit向けのバイナリも公開されています(Downloadのところにあります).サンプルは下記の二つがアップされています.
cmftStudio – Sample project 0
cmftStudio – Sample project 1
起動時の画面は下記の画面です.
cmft001
サンプルの2つを読み込んでみました.
dx11
cmtfstudio005
 
デフォルトでは,左側のUIがModelになっていますが,MaterialになるとPBRのワークフローに合わせたマテリアル設定ができます.GlossinessとRoughnessやMetalicやSpecularといった方式が選択できます.
dx11material
 
読み込めるモデルデータの形式など限られていますが,無料で使えるツールですのでちょっとしたビューワーとして使うにも良さそうですね.